
相続手続き先送りで問題複雑化
こんにちは宅建士の杉山善昭です。相続した不動産をそのままにしていませんか?遺産分割協議を行わずに放置すると、相続人がどんどん増え、権利関係が複雑化してしまいます。実際の相談の現場でも祖父の不動産の手続きをしていなくて、、、というご相談多いんです。
特に不動産の場合、誰かが草刈をしていたり、固定資産税を立て替えていたり、要素が複雑になる分、お互いの気持ちもフクザツになり、結果、トラブルの火種にもなりかねません。
相続登記の義務化もスタートしましたし「まだ問題ないから…」と先送りせず、早めに対応することが、トラブル防止と資産保全の鍵です。少しでも不安があるなら、まずは専門家に相談してみませんか?
なかなか親が終活を考えてくれない…まずは自然なきっかけを!
終活を後回しにすることは、将来的にさまざまな問題や影響を引き起こす可能性があるとわかってはいるけど…「なかなか着手できない問題」があります。
その理由は、何から始めればいいのか、どの情報が正しいのか、初めてのことに挑戦する際に感じる「不安」が障壁となっています。親が終活に取り組む際には、具体的な手助けが大きな助けとなります。
まずは、生活に身近な話から始めてみましょう。いきなり遺産の話ではなく、例えば文書の整理やデジタル遺品の管理など、周りができる範囲での実際のサポートを提供することにより、自然な形で話がすすみます。
デジタル社会の中で増えすぎたデータは今や親世代でも関心のある身近な問題。それをきっかけに、終活にも意識が向き段階的に内容を深めていくことができますよね。そのなかで、専門家が必要な際はいつでもご相談ください。
笑(えみ)司法書士事務所 代表 司法書士山下絵美
あなたの保険は誰が請求しますか?
先日、急死した方のご遺族からのご相談で、生命保険に入っていたようだが、どこでどんな保険に加入していたのか分からないというお話がありました。
以前は根気強く探すしかなかったのですが、4年ほど前から一定の条件のもとで生命保険協会が調べて教えてくれる制度が始まってます。
高齢期に入ると保険の中身を知っている方がいないということも多くなりますし、認知症などでご本人が分からなくなることも…医療保険など生きてる間に請求する保険もあります。
保険金は請求しないともらえません。誰にどうやって伝えるのかは慎重に検討した方が良いと思いますが保険の内容や加入目的を分かるようにしておくことも大事な終活です。
(株)エイムコンサルティング 取締役 鶴田 恵介