終活つうしん2023年8月号

遺言書という思いやり

遺言書を作成される方が増えています。
遺言書はなんのために残しておく必要があるのでしょうか?
遺言書は争いを防止するためだけではなく、残された家族の手続きを楽にするという効果も
あります。
相続手続きは意外と大変です。手続きをしただけで精神的につらい思いをされる方もいらっ
しゃいます。
また、相続人の中に判断能力がない方がいらっしゃる場合、後見人を選ぶ手続きが必要な
場合も出てきます。しかし、遺言書を残し、遺言執行者(遺言を実行する人)を選んでおけば、
殆どの手続きを遺言執行者が一人で行うことが可能になり、また相続のためだけに後見人を
選任する手続きも不要となり、家族の負担が大幅に軽減されます。
そんな遺言書(おもいやり)を残してみませんか?

馬車道司法書士事務所 所長山中 康継

49日が過ぎたら相続手続き開始!?

遺族から「49日法要が無事終え、一段落ついたので、相続手続きを始めよう思いました。」と
言われることがよくあります。

しかし、相続手続きには、期限が決まっているものがあり、期限を過ぎると、一切手続きが
できなくなるもの、また、ペナルティが発生する手続きもあります。
特に、相続放棄は3か月以内です。
故人に借金があるのか、預金がどれくらいあるのかを調べる必要があるのに、49日法要後
であると、とうてい、期限内に間に合いません。

そのため、相続手続きは通夜・告別式を終えたら、早めに進めていきましょう。
できれば相続コンサルタントに相談して、必要な相続手続きと注意点を確認しましょう。

アンド・ワン司法書士法人 代表社員 上木 拓郎

田舎にある墓はどうするか?その2

やさしい葬儀 井上です。田舎にある墓はどうするか?前回の続きです。
5.捺印された「改葬許可申請書」、移転先の「受入証明書」又は「永代使用許可書」(原本)
を遺骨のある市区町村の役所に提出、「改葬許可証」を交付して貰う。
6.「改葬許可証」をお墓の管理者に提示し石材店に遺骨を取り出して貰う。
墓石や外柵等を撤去し墓地を更地にする。
事前に石材店に墓石の解体・撤去の見積もり、作業依頼をしておく事。
許可なしに遺骨を持ち出すことは禁じられています。
古い墓石は、供養対象から外すので法要「閉眼供養(へいがんくよう・魂抜きともいう)」を
行う。
7.新しい納骨場所に「永代使用許可書」と「改葬許可証」を提出し、田舎で取り出した遺骨を
納骨。

株式会社やさしい葬儀 代表取締役井上 秀一

成年後見制度が見直し?

将来の相続に備えて家族信託の活用を視野に入れる方も増えてきましたが、信託できる親族が
いなかったり信託契約の前に認知症などになってしまうと成年後見制度を使うしかなくなって
しまうことも。

少子化の進展で親の相続のご相談に乗っている方が「お一人さま」だったりすることも増えて
います。
その方の相続はどうするのか。「信頼できる身内がいないから成年後見かな~」と
いうお返事が目立ちますが現行制度は利用者にとって使いにくい面もあり認知症の方の
4%程度の利用にとどまっています。
来年までに専門家会議で検討が進められ2026年にはもう少し使い勝手の良い制度になりそう
ですので注目したいですね。

(株)エイムコンサルティング 取締役 鶴田 恵介

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